ごみ箱に対するストラテジー
ごみ箱とは?
ごみ箱は特殊なフォルダーです。 Windows® エクスプローラーでローカル ドライブからファイルやフォルダーを削除すると、実際は削除されるのではなく、ごみ箱フォルダーに移動されます。 削除されたファイルはごみ箱から復元できます。
ごみ箱からのデータ回復が必要な場合は?
削除されたファイルは、次の場合にはごみ箱から復元できなくなります。
- ファイルやフォルダーがごみ箱の中で再び削除された。 つまり、2 度削除されている。 最初の削除はファイルをごみ箱へ移動します。 2 回目の削除は実際にファイルをファイル システムから除去します。
- ごみ箱の内容がすべて空にされた。
- ボリュームが再フォーマットまたは破損によってアクセスできなくなった。
これらのケースでも、File Scavenger® を使ってデータを回復できます。
復旧作業
次のセクションで説明するファイル名の変更を除いて、ごみ箱フォルダーからのデータ回復は、次のようなシナリオでの他のデータの場合と同じです。
ごみ箱での名前変更
Windows® エクスプローラーで削除されたローカル ドライブ上のファイルは、ごみ箱へ移動されると同時にファイル名が特殊なごみ箱用の名前に変わります。 元の名前は第 2 のファイルに保存されます。 ごみ箱内のファイルを回復するとき、File Scavenger® は元のファイル名とファイル内容の両方を回復しようとします。 元のファイル名を回復できない場合、次のようにファイルはごみ箱ファイル名で保存されます。
- Windows® 8、7、Vista、Server 2008 以降の場合
$R + <ランダムな英数字> + <ファイル拡張子>
たとえば、$R1425.docx は拡張子が .docx である Microsoft® Word のドキュメントです。 元のファイル名は不明です。
- Windows® XP または Server 2003 の場合
D + <ドライブ文字> + <ランダムな英数字>
たとえば、DC1425.docx は C: ドライブで削除された Microsoft® Word のドキュメントです。
フォルダーが削除されてごみ箱に移動された場合は、フォルダーの名前のみが変更されます。 削除されたフォルダー内のファイルやフォルダーは元の名前のままです。
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