誤ってフォーマットされたドライブに対するストラテジー
復旧作業
File Scavenger® Data Recovery を ダウンロードして、デモ モードで次のように実行します。
[検索対象]: * [検索場所]: ドライブ文字ではなく、ディスク番号を選択 [検索モード]: [完全]
ディスク番号を選択する必要があります。
ファイルが見つかって、デモ モードでのプレビューが成功したら、ライセンスを購入して、見つかったファイルを別のドライブに保存します。
回復の可能性を左右する要因
ファイル システムのフォーマット
下のリストは一般によく使用されているファイル システムが同じファイル システムとして再フォーマットされた場合の回復可能性を示しています。
- 良好: NTFS.
- 中程度: FAT、FAT32、exFAT、HFS+、XFS
- 不良: Ext3、Ext4、UFS1、UFS2、VMFS
異なるファイル システムに再フォーマットされた場合、回復可能性は良好なのが普通です。
下表は一般的なシナリオでの期待される回復可能性を示します。
元のファイル システム |
新しいファイル システム |
回復可能性 |
NTFS |
NTFS |
良好 |
FAT32 |
FAT32 |
中程度 |
Ext 3 または 4 |
Ext 3 または 4 |
不良 |
NTFS |
FAT32 |
良好 |
FAT32 |
NTFS |
良好 |
Ext 3 または 4 |
XFS |
良好 |
新しいパーティションの相対サイズと場所
ドライブ再パーティションによってパーティションの数やサイズが変更された場合、回復可能性が高いのが普通です。 下にその例を示します。
元のドライブには次のように 3 つの Ext3 パーティションがありました。
Ext3, 50 GB |
Ext3, 50 GB |
Ext3, 50 GB |
パーティションの変更後
Ext3, 50 GB |
Ext3, 25 GB |
Ext3, 75 GB |
最初のパーティションは元のサイズと場所を維持しています。 Ext3 パーティションなので、生の回復を除いて回復不可能です。 第 2 のパーティションは元の場所にありますがサイズが 25GB に縮小されています。 元のパーティションの後半部分に保存されていたファイルは回復可能です。 第 3 のパーティションは、その開始位置が変わったので完全に回復可能です。
新しいデータ
上記の 2 つの要因に加えて、データが新しいデータで上書きされると回復不可能になります。 たとえば、50 GB NTFS パーティションが再フォーマットされた直後は元のデータのほとんどすべてが回復可能です。 ところが、10 GB (全容量の 20%) の新しいデータが新しいパーティションにコピーされると、新しいデータが元のデータを上書きするので、回復率は約 60% に下がります。 NTFS ボリュームでは、新しいデータが 1% 増えるごとに元のデータの回復率が 2% 落ちます。
データ復旧のベスト プラクティスに戻る
|