問題のドライブを保護する。
新しいデータが書き込まれないように、直ちに問題のドライブを保護してください。 新しいデータは失われたデータを上書きして復旧不可能にする可能性があります。 データは上書きされてしまうと復旧できなくなります。
システム ドライブ対データ ドライブ
復旧手順は問題のドライブがシステム ドライブかデータ ドライブかによって異なります。 既定では、新しい PC はドライブ C をシステム ドライブにしてセットアップされています。 高度な構成あるいはカスタム構成では、少なくとも次のうちの 1 つを含むドライブがシステム ドライブです。
- Windows、デスクトップその他の Windows が使用するフォルダ。
- Windows が一時的な保存に使用する TEMP フォルダ。
- Internet Explorer などのインターネット ブラウザが使用するキャッシュ フォルダ。
- システム ページ ファイルの一部あるいは全部。
[マイ ドキュメント] や [デスクトップ] などは、ドライブではなく単なるフォルダであり、通常はシステム ドライブ上にあることに注意してください。
複数のシステム ドライブを持つコンピュータもあります。 たとえば、ドライブ C に Windows フォルダがあり、システム ページ ファイルがドライブ D にある場合があります。
システム ドライブではないドライブはデータ ドライブです。 データ ドライブはアプリケーションやデータのみが含まれているドライブです。
100% 安全なシステム ドライブの保護方法
システム ドライブは Windows によって頻繁に更新されるので、Windows がアクティブになっている限り完全な保護は困難です。 最も安全な方法は、コンピュータをシャットダウンして、問題のドライブを取り外し、別のコンピュータにデータ ドライブとして取り付けることです。 コンピュータが 1 台しかない場合は、問題のドライブを取り外して、新しいドライブを取り付け、Windows をインストールした後、問題のドライブをデータ ドライブとして再接続できます。
95% 安全なシステム ドライブの保護方法
100% 保護の方法が実用的でない場合、次の手順に従ってください。
- 問題のコンピュータでデータ復旧以外のすべてのアクティビティを停止します。 電子メールとインターネット ブラウザ関連のアクティビティを完全に停止します。
- インスタント メッセージング、バックアップ、ウイルス対策、その他のバックグラウンド アプリケーションをすべて停止します。
- File Scavenger® もその他のいかなるソフトウェアもダウンロードしたりインストールしたりすることは禁物です。 ダウンロードやインストールの場所を別のドライブに指定しても C ドライブが間接的に使用されます。
- 問題のコンピュータへのネットワークからのアクセス (たとえば、共有フォルダを介した) を無効にします。
- CD や DVD ドライブにデータを書き込まないこと。 C ドライブが間接的に使用されます。
100% 安全なデータ ドライブの保護方法
データ ドライブの保護方法は次のように単純です。
- 問題のドライブに書き込む可能性のあるアプリケーションを停止します。
- 問題のドライブへのネットワークからのアクセス (たとえば、共有フォルダを介した) を無効にします。
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